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9:00~13:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
15:00~18:00 | ○ | ○ | ○ | ▲ | ○ | △ | × |
△:土曜日は17:00まで/休診日:日・祝
▲:第2、4木曜日は、終日休診
駐車場:3台
当院では定期的にスタッフ全員で歯の事について、勉強をしています。今回は、その一部を紹介します。
皆さん、入歯は何百年も前から使われていたことをご存知ですか?
日本最古の入れ歯は、和歌山市の願成寺の尼僧仏姫(1538年没)が使用したと言われています。
木床一木造りといって、名前からも分かる通り、木で作られています。
当時の入れ歯は、現代の入れ歯の形に良く似ており、顎に吸い付き、食事を噛むことが出来ました。そのため、仏姫が使用した入れ歯は奥歯がすり減っていたそうです。
しかし、元々、木彫りでお口の形に彫りあげるというのは、かなりの手先の器用さを求められた為、非常に少ない職人しか作る事ができなかったそうで、大変高価なものであったそうです。その為、歯が喪失し、再び美味しいものを食べる事ができるのは、限られたごく一部の人間(殿様や姫様、大富豪など)しか、装着できなかったと言われています。
『木床義歯制作のルーツとは?』
江戸時代に入ると、入れ歯は仏像を彫る職人である「仏師」が掘っていたそうです。
仏師はそれまで仏像を彫ることだけで生活が可能でしたが、安土桃山時代前後から、仏像彫刻の注文が少なくなり生活が厳しくなりました。
そこで仏師は入れ歯をつくる事で生活の糧にしたのではないか?と考えられています。
更に時代が進み、義歯を作る事を専門とする「入歯師」と呼ばれる職人まで現れました。驚きなのは、彼らの中には入れ歯を作るだけではなく、抜歯や口中の治療も行える現在でいう歯医者もいたそうです。
彼らが活躍を始めたのは室町末期から江戸初期。
江戸中期頃には全国に広まり、入歯師は民衆に親しまれる「歯医者」となりました。