四條畷市・大東市の予防管理型歯科医院

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食育支援歯科認定/小松病院連携登録歯科

 
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ブログ17/4/5

薬の飲み過ぎに注意!

こんにちは。寝屋川・四條畷の武田歯科医院、院長の武田です。

もう4月ですね。桜前線が近づき、街にもチラホラ春の訪れを感じます。

さて、先日「不適切な処方が横行しているため、患者さんが誤解に気づかず、薬を求める悪循環に陥っている」という報告が国立国際医療研究センター病院でありました。

特任研究員の具ぐ 芳明先生によると、2014年、20~60歳代の男女1087人を対象に、抗菌薬の知識や意識を聞いた調査によると、5割近くの人が「(抗菌薬は)ウイルスに効く」と誤って回答したとの事でした。2割近くが「風邪で受診したら必ず処方してほしい」と答えていたそうです。

風邪の医療ガイドラインによると、一般の人は風邪の予防の為のワクチンを接種し、せきをする場合は周りの人に注意を払い、日頃から手洗いやうがいをするように促しています。

なぜ、前述の調査とガイドラインにこのような差があるのでしょう?

そもそも感染症で受診する人が減れば、抗菌薬の減少にもつながってしまうからだと思われます。「日本人は世界一の薬好き」として世界では有名ですが、同センター病院副院長の大曲先生は「医師が適切に処方すると共に、一般の方達にも正しい知識が普及すれば、無駄な抗菌薬は必ず減らせる。医師が『念のために』と抗菌薬を処方しそうになったら、本当に必要かどうか尋ねてほしい」と話しているそうです。

最後となりましたが、当歯医者でも「先生、入れ歯の痛いのが治る薬を頂戴!」「歯周病がすぐに治る薬出しといて〜」とおっしゃる方がおられます。そんな時、いつも答えるのは「あなたの症状に効く万能薬はありません」とお断りしています。

確かに痛みなどを伴う抜歯時など、必要な時には薬は出します。全ての病気に効く薬があれば、医者は要りません。又、歯科においての病気は、薬なしでもほとんど治ります。

現在、医療費は、40兆円越えだそうです。その内、薬剤費は1/4の9.9兆円です。

この膨れすぎた医療費をどうするか・・・答えは、予防だと思います。

歯科においては、歯周病や虫歯は予防をすれば、かなりの確率で予防が可能です。ただ、全国民の中で、現在、様々な理由で歯科医院に通院中の方は10%ほどだそうです。

きちんと予防をされている方は薬剤料ゼロです。そりゃ、抜歯や歯周病だけでも医療費が嵩むわけです。ん〜、何とももどかしい。

国はこの現状をどう考えているのでしょうね?そして、日本人を薬漬けにした機関は、どこなのでしょう??

とにかく、歯科も医科も含め、予防は医療費の削減に必須です。皆さんもどうか、予防して下さい。予防をすれば、病気にならない健康な体を得ることができ、なおかつ医療費の削減にもつながります。予防・予防・予防〜。よろしくお願いします。