四條畷市・大東市の予防管理型歯科医院

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ブログ17/2/18

仮歯について(その2)

こんにちは。寝屋川・四條畷の武田歯科医院、院長の武田です。

金正男氏暗殺事件・・・毎日、トップニュースですね。凄いニュースなだけに、僕も毎朝、見てしまいます。

さて本日は昨日に続き、仮歯の話、その2です。

仮歯のセメントは前回お話したように軟らかいので、長期間では徐々に溶けて流れていき、それにより出来た隙間から虫歯になっていきます。

時々、仮歯を装着した瞬間、それで完成と勘違いされている方がおられます。

仮歯が取れてしまえば、仕方なく来院される方がおられますが、それは小さな虫歯であれば、大切な歯を削り、フォローできる場合があります。

難しいケースとしては、脱落せずそのまま使っておられる場合、柔らかい材質なので、徐々に削れていく場合があります。この場合、すり減った分だけ、隙間ができるかというとそうでもありません。何と上下の歯はぴったり咬み合います。少し難しい話かもしれませんが、減った厚さ分、顎が前に移動し、前噛みとなります。

更に穴が開くまですり減ってしまった場合、当然本物の被せにも穴があくまで削らなくては入りませんし、再製も必要です。上の歯も伸びる場合もあり、その際は上の歯を削ります(削りすぎると神経が出てしまう場合も・・)

そして、その費用は患者さんにかかってきます。健康保険上は未来院の場合、製作物は6カ月位は保管すると決められています。しかし、その後は廃棄処分となります。

来院が遅れても6カ月より前に来院されれば、一応入るかチャレンジしますが、調整には大変時間がかかります。又、せっかく歯科技工士さんが作ってくれた技工物(被せ)を形がなくなるくらい削って調整します。そして、穴があくと一から作り直さなければなりません。

このように非常に無駄なことになってしまいます。

日本国民全員から徴収して運営されている大切な健康保険の財源を、無駄使いした事になってしまうので、仮歯が入った場合、必ず最後まで治療にお越し頂くか、忙しくて時間が取れない場合は、放置するのではなく、一度ご連絡を頂けると幸いです。