四條畷市・大東市の予防管理型歯科医院

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ブログ17/1/15

子供の矯正は何歳から?

こんにちは。寝屋川・四條畷の武田歯科医院、院長の武田です。 

ついに大阪にも大雪が降りましたね。今日は電車で講習会に行ってきましたが、大雪の為、ダイヤが乱れ、講習会会場に着いたのは、ギリギリでした。危ない、危ない・・・。

さて、今日は「子どもの矯正」について、お話したいと思います。

よくお母様方から聞かれる質問として、「何歳頃から始めると良いですか?」というのがあります。

お子さんの矯正治療を考える時期は「歯の生えかわり」が一つの目安です。

具体的には混合歯列期(前歯が永久歯に生え変わる時期)、小学校の低学年から中学生の時期が目安です。
私が1番良いと考えるのは、永久歯が生えてくる6~7歳頃です。この時期に検査して、8~10歳ごろまでに矯正治療を行うと、それ以降の治療が必要がなくなることもあるのです。
次に適しているのは、10~12歳頃、つまり永久歯が全て生えそろう前です。あごを広げたり、前に出してバランスを整えるのに適した時期なのです。
ただし、歯列不正の原因によって、矯正治療を始めるのに適した時期は異なるのが現状です。

歯には、力が加わるとその方向に移動する性質があります。成人(永久歯)の歯列矯正は一般的に、その性質を利用して「マルチブラケット(歯につける小さな金具)」と呼ばれる矯正装置とワイヤーを使って歯に一定の力をかけ続ける事で、悪い歯並びや噛み合わせを治す治療法です。前後左右にずれている場合は、あごのズレも治します。

歯が大きすぎる、小さすぎる、上下のあごの位置がずれているといった歯並びの悪い状態を、専門用語で「不正咬合」と言うのですが、矯正した方が望ましい不正咬合は

  • 上顎前突(出っ歯)
  • 下顎前突あるいは反対咬合(受け口)
  • 叢生(乱ぐい歯、八重歯)
  • 開咬(奥歯が噛んでも前歯が噛まない)

などです。

不正咬合の原因の一つに、この時期のトラブルがあるからです。乳歯と永久歯が生え変わる時に虫歯になった乳歯を放置していたりすると、永久歯は自分の生える場所を確保できません。そのために位置や方向を変えて生えてしまうので、歯並びが悪くなるのです。

アメリカの矯正歯科学会では、7歳までに専門医で歯並びと噛み合わせのチェックを受けるように勧めているそうです。7歳時には前歯が生えてきて、あごの骨もある程度成長して、矯正歯科医が問題を判断するのに必要な条件が揃うからです。

当院において、現在、最もお勧めな方法で、新しい考え方としてアメリカを中心に、矯正装置による治療を始める前の段階でマウスピースを使い、ねじれた歯やあごの発育を低学年のうちに正すトレーニングを行う方法です。
この方法により、
本格矯正を行う前に、舌の悪い癖を治したり、口呼吸を治したりすることで、後戻りもしにくい状態にしていくことができます。

まだこの方法は、多くの医院では広まっていない事もありますし、リスクも少なく、リーズナブルに始められるプレ矯正として、当院ではお勧めしています。

無料相談も受け付けておりますので、お気軽にご相談下さい。