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こんにちわ。歯科医師の秦です。

寒い季節になりましたね。そろそろクリスマスです。うちの子供達はサンタさんをとても楽しみにしていて、毎日、サンタさんのお話しをしています（＾＾）

さて、そんな女性医師である私は、妊娠と歯周病のコラムを書いてみたいと思います。

エストロゲンというホルモンはご存知でしょうか？

女性ホルモンの「卵胞ホルモン：エストロゲン」は妊娠しやすい身体を作り、「黄体ホルモン：プロゲステロン」は妊娠の維持に大きく関与しているホルモンです。

一方、エストロゲンは歯周病原細菌の増殖を促し、プロゲステロンは炎症の元であるプロスタグランジンを刺激します。これらは妊娠終期には月経時の10〜30倍になり、妊娠性歯肉炎という病気を発症しやすくなります。

妊婦さんが歯周病に羅患している場合、低体重児及び早産のリスクが7倍〜7.5倍になると言われています。これは歯周病を発症することにより、炎症によって増える生理活性物質：サイトカインが陣痛を促す子宮収縮作用のあるプロスタグランディンの分泌を促すためです。

エストロゲン、プロゲステロンは妊娠に不可欠ですが、歯周病・歯肉炎を起こしやすくし、

歯周病により早産のリスクを高くさせる・・

厄介なメカニズムですが、基本的にプラーク（歯垢）が残存しない清潔な口腔内では、起こらないか、軽度で済みます。妊娠中のプラークコントロールはとても大切です。

もし、妊娠されたり、その予定がある方は、一度、歯科医院を受診されてみては、いかがでしょう？

尚、寝屋川市で妊婦歯科健診が可能な歯科医院は、以下の通りです。

http://www.city.neyagawa.osaka.jp/organization_list/kodomo/kosodatesienka/bosi_kenkou/ninpukensinkyousitu/1385359054674.html