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△:土曜日は17:00まで/休診日:日・祝
▲:第2、4木曜日は、終日休診
駐車場:3台
こんにちわ。寝屋川・四條畷の武田歯科医院、院長の武田です。
本日は、一風変わった「動物(ペット)の歯周病」について、お話したいと思います。
私たち人間以外の動物の口腔内でも歯周病は発症するのは、ご存知でしょうか?
現在、確認されている最古の歯周病はアメリカ合衆国オクラホマ州で発見された「爬虫類の化石」で、歯周病によって歯が抜け、骨が溶けた症状があることが認められました。
古生代ペルム紀前期、約2億7500万年前のもので、そんな昔から生物は歯周病と闘ってきました。
哺乳類の多くは異形歯性といい、異なる形の歯を口腔内に持ち、基本的には44本保有しますが、ほとんどの動物は歯が退化し、それよりも数が少なくなっています。
爬虫類の歯は同じ歯が並ぶ同形歯性で、歯は顎の骨に直接くっつき、骨性結合しています。一定期間使うと骨折を起こし歯が取れ、また新しい歯が生えます。このような歯を多性歯性といいます。
鳥には歯がなく、両生類は上顎のみに歯を有し、魚はエサによって、歯の形や数に違いがあります。
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そして犬や猫も人間と同じように、歯の表面のペリクル(被膜)に、細菌・マクロファージ・脂質・唾液タンパク・食物残渣等から出来るプラークが付着し、唾液中のカルシウム等が取り込まれて石灰化し、歯石になります。そして歯肉炎や歯周病になり、全身疾患へと影響を及ばすことになります。
ペットの歯周病の原因は口腔内の傷や口腔内の不衛生の他、ウエットフード等の柔らかく粘性の高いペットフードを食べることなどが考えられます。
但し、爬虫類は歯周病になる間もなく生え変わってしまいます。実際、野生動物の歯周病はごく少数と考えられます。食べるエサが硬いか柔らかいか・・ということに大きく起因していると思われるところから、人間もやはり同様に硬いものを食べることが歯周病予防の方法の一つであることは言うまでもありませんね。